マルチモデルAIプラットフォーム

2026年のマルチモデルAIプラットフォーム10製品比較

マルチモデルAIプラットフォーム10製品を、料金、BYOK、ネイティブアプリ、無料枠で比較します。数字はすべて2026年7月24日の公式ページから読み取ったものです。

Oriveo Team公開日 更新日 約26分で読めます
  • 差がはっきり出る4つの点、つまり使えるモデルの範囲、請求の相手、対応する端末、無料枠の実際の広さで、10製品を比べます。
  • 価格、プラン名、対応端末は、すべて2026年7月24日に各社の公開ページで確認したもので、日付を添えて載せています。
  • 公開ページに書かれていない点は、推測で埋めずに「記載なし」と書きます。
iPhone版Oriveoのチャット一覧。各会話の右側に概算コストが表示されます。

「マルチモデルAIプラットフォーム」とは何か

マルチモデルAIプラットフォームとは、複数の開発元のモデルを1つの画面から使えるようにした製品のことです。この定義はわざと広くしています。この名前で並ぶ製品は、実はあまり似ていないからです。ログインして使うクラウド型のサブスクもあれば、自分のAPIキーをつないで使うアプリもあり、さらに、ほかの製品の土台になっている中継サービスもあります。「best multi model ai platforms」と検索して出てくるのは、こうした種類の違うものが混ざった一群です。

機能の一覧より、製品の「型」のほうが大事です。誰から請求されるか、モデルの価格が変わったときに何が起きるかは、型で決まるからです。クラウド型のサブスクでは、プラットフォームに料金を払い、クレジットをトークンにどう換算するかもプラットフォームが決めます。自分のキーを持ち込むクライアントでは、各プロバイダーが公表している料金を直接払い、ソフトウェア自体は無料か、利用料とは別に販売されます。中継サービスでは、残高をチャージして、いろいろなクライアントから使います。

以下は、この3つの型と、宣伝文句を除いても製品の違いがはっきり分かる5つの観点で整理しています。

  • モデルの範囲:何社のモデルが使えるか。公式のプロバイダーAPIにつなぐのか、ひとまとめにした中継サービスを通すのか。
  • 請求の形:プラットフォームのサブスクか、前払いのクレジットか、公式の料金で請求される自分のプロバイダーのキーか。
  • 端末の範囲:Webサイトだけか、インストールできるデスクトップ版か、PWAか、App StoreやGoogle Playで配信されるアプリか。
  • 無料枠の実態:無料プランは本当に使えるのか、お試しにとどまるのか。実際にどのモデルまで使えるのか。
  • コストの見えやすさ:作業中にメッセージごとの費用が分かるか、請求期間の終わりまで分からないか。
「マルチモデルAIプラットフォーム」とは何か
型モデルへの接続方法請求するのは誰かこの型の製品
クラウド型のサブスク運営会社が各開発元と契約しているアカウントプラットフォームへ、月払いまたは年払いPoe、Monica、Aymo AI、LobeHub
自分のキーを持ち込むクライアント自分で作るAPIキー各プロバイダーへ、公表されている料金でChatbox AI、Cherry Studio、TypingMind、Msty、Oriveo
中継サービス多くの開発元をまとめた1つのAPIと1つの残高自分でチャージする前払いのクレジット残高OpenRouter

比べ方

これはベンチマークではなく、公開資料の比較です。2026年7月24日に、各社の公開ページを読みました。料金ページ、ダウンロードページ、製品ドキュメント、App StoreとGoogle Playの掲載、公開APIのエンドポイントがある場合はそれです。そして、ページに実際に何と書かれているかを記録しました。回答の品質は採点していません。品質はここに挙げた製品ではなく、その下のモデルで決まり、モデルが更新されるたびに変わるからです。

価格は、各社が公表している米ドルの金額をそのまま載せ、どれにも確認した日付を付けています。今回は特に大事なことです。この10製品のうち3つは、2026年7月24日にキャンペーン価格を出していました。来月確認すると、数字が違っているかもしれません。Poeのページには、価格は米ドル表示で、最終的な価格は地域の税や為替で変わることがある、という標準的な注意書きがあります。表全体について、同じように考えてください。

先にお断りしておきます。OriveoはこのサイトのAIクライアントで、比較の最初に置いています。ほかの9製品と同じように確かめられる書き方にするよう心がけました。この一覧の多くの製品ほどうまくできていない点も、書いています。

  • 確認したもの:プラン名と価格、公表されている無料枠の上限、プランごとのBYOKの有無、対応端末、ライセンス条件、各社が公表しているモデル数。
  • 確認していないもの:回答の品質、応答の速さ、サポートの対応、有料アカウントがないと見られないもの。
  • 公開ページから読み取れなかったもの:App StoreとGoogle Playのアプリ内課金の価格。地域によって別ページに転送され、ここに挙げた製品はどれも読めませんでした。
  • 機能の有無をどちらとも確認できなかったときは、「ない」ではなく「記載なし」と書きます。この2つは同じ意味ではありません。

Oriveo:3つの始め方。iPhoneとAndroidはネイティブアプリ

Oriveoは自分のキーを持ち込むクライアントで、クラウド型の使い方も2つ用意しています。「APIキーを用意する」か「とにかく話し始める」かの二択を迫りません。3つのどれを選んでも、同じアプリ、同じ会話履歴、同じ画面です。

Oriveo Freeは、サインインなしで使える方法です。OpenRouter経由で動く、厳選した無料枠のモデルを、1日の上限つきで使えます。アカウントもカードもAPIキーも要りません。Oriveo AIは、別の有料クラウドサービスです。組み込みのプロバイダーとして表示され、前払いのAI残高から利用料が引かれます。サインインしたアカウントには毎週3リクエストが含まれ、それを超えた分は、独自のクレジット換算ではなく、各モデルの公式の料金で請求されます。3つ目がBYOKです。公式プロバイダー15社(OpenAI、Anthropic (Claude)、Google Gemini、xAI Grok、DeepSeek、Mistral、Qwen、Kimi、MiniMax、Z.ai、Groq、Together AI、Fireworks AI、OpenRouter、SiliconFlow)に自分のキーをつなげるほか、Relay(カスタムエンドポイント)を使えば、手元のOpenAI互換のエンドポイントも追加できます。支払いは各プロバイダーへ直接で、上乗せはありません。

すべてのメッセージに概算コストが表示されます。回答が終わったあと、プロバイダーが公表しているトークン単価と、実際に使ったトークン数から計算します。お金の使い方を判断するための目安で、最終的な金額はプロバイダーの請求書が基準です。

  • 向いている人:ブラウザーだけでなくスマホでも700以上のモデルを使いたい人。最初のメッセージを送る前にAPIキーを用意したくない人。
  • 端末:Webに加えて、iPhoneとAndroidのネイティブアプリ。画面もコンテンツも16言語に対応しています。
  • 料金(2026年7月24日時点):アプリは無料で使えます。Proは月額$9.99または年額$59.99。Lifetimeは買い切りで$149.99。有料プランでは、チャットとノートの端末間同期(20 GBまで)、プロバイダー別のUsage Insights、予算アラート、Skills・フォルダー・ピン留めチャットの無制限化が加わります。AIの利用料やモデルのクレジットは含まれません。
  • BYOK:無料プランを含む、すべてのプランで使えます。公式プロバイダー15社のほか、Relayで追加するOpenAI互換のエンドポイントも使えます。
  • 特色:どの型でもメッセージごとの概算コストが分かります。どのモデルがどのチャットで何と答えたかを記録するノート、一度書けばチャットごとに読み、編集し、削除し、オフにもできるメモリ、それぞれが専用の知識ベースを検索できる再利用可能なSkillsもあります。
  • 知っておくこと:モデルの切り替えは順番に行います。Oriveoは同じプロンプトへの2つの回答を同時に出すことはなく、1つのプロンプトを複数のモデルへ同時に送ることもありません。Cross-checkはその順番に行う形で、すでに得た回答を、選んだ別のモデル1つでもう一度検討させ、両方を並べて比べられます。自分のAPIキーで接続したプロバイダーが必要で、Oriveo Freeの無料枠では使えません。

Aymo AI:すべてのプランでBYOKが使えるクラウド型ワークスペース

Aymoは、ブラウザー上で動くクラウド型のマルチモデルのワークスペースです。1つのチャット画面というより、組織とチームメンバーを軸にした作りになっています。サブスク型のプラットフォームの中で目を引くのは、自分のAPIキーを持ち込めるのが最上位プランだけではないことです。料金ページでは4つのプランすべてでBYOKが使え、無料プランも含まれます。

確認した時点で、カタログのページには46モデルが並び、サイトはその範囲を「46+」と説明しています。足りないのはモバイルです。2026年7月24日時点で、ダウンロードページはデスクトップ、iOS、Androidを、提供中ではなく「近日公開」として載せています。

  • 向いている人:ブラウザー上のクラウド型ワークスペースがほしいけれど、プロバイダーに直接払う選択肢も残したい人。
  • 端末(2026年7月24日時点):Web。デスクトップ、iOS、Androidは近日公開とされています。
  • 料金(2026年7月24日時点):Freeは$0。Plusは月額$8。Premiumは月額$20。Businessは月額$39。年払いは月あたりそれぞれ$4、$12、$25と表示され、「Save 30%」のバナーが付いています。
  • 無料枠:月500メッセージと50クレジット。軽量モデルに限られ、組織は1つ、チームメンバーは追加できません。
  • 特色:無料プランでもBYOKが使えること。サブスク型のプラットフォームでは珍しいです。
  • 知っておくこと:インストールできるモバイルアプリはまだなく、年払いを安く見せる表示はキャンペーンなので、この記事を読む頃には終わっている可能性があります。

Poe:カタログは最も広いが、APIキーは使えない

Poeは、この一覧にあるBYOK製品のすべてと反対の立場です。キーは持ち込めず、プラットフォーム側もキーの利用に対応していません。ポイントを購入し、そのポイントを、Poeが載せているボットやモデルの利用に使います。カタログは、主要な開発元のモデルに「そのほか数千」を加えたものと説明されていて、確かめられる数字は公表されていません。

Poeではモデルを比べられます。その仕組みは正確に書いておく価値があります。公式の説明では、1つのチャットの中でモデルを組み合わせて比べられるとされています。複数のボットが、画面を分割するのではなく、1つのスレッドの中で順に答えます。

  • 向いている人:すぐに幅広いモデルを使いたい、プロバイダーのアカウントのことは考えたくない人。
  • 端末:Web、WindowsとmacOS向けのアプリ、iOSとAndroidのネイティブアプリ。
  • 料金(2026年7月24日時点):年額の5段階で$49.99、$199.99、$499.99、$999.99、$2,499.99。プラン名ではなく金額で区別されています。追加ポイントは100万ポイントあたり$30です。Poeは、価格は米ドル表示で、最終的な価格は地域の税や為替で変わることがあると注記しています。
  • 無料枠:24時間ごとにリセットされ、繰り越されない1日分のポイント枠。正確な枠は、読んだページには載っていませんでした。
  • BYOK:非対応です。これは意図的な製品方針で、機能の不足ではありません。
  • 知っておくこと:すべてがポイント建てです。ポイントとプロバイダーのトークンの関係は、各プロバイダーの料金表ではなく、Poeが決めています。

TypingMind:一度だけ払って、自分のキーを持ち込む

TypingMindはサブスクではなく買い切りのライセンスを販売していて、その珍しさが、選ばれる大きな理由になっています。ライセンスを買い、自分のAPIキーをつなげば、ソフトウェアは自分のものです。モデルの利用料は、各プロバイダーから別に請求されます。

買う前に、細かい点を2つ、注意して読んでおく価値があります。1つ目は、マルチモデルのチャットは$99のPremiumライセンスに含まれ、$39の入口価格では、その比較機能は使えないことです。2つ目は、TypingMind自身のドキュメントに、PWAとして導入するもので、iOSやAndroid向けのネイティブなストアアプリはない、と書かれていることです。スマホでの使い方は、スマホのブラウザーでWebアプリを開く形になります。

  • 向いている人:ソフトウェアのサブスクより、一度払えば済ませたいBYOKの利用者。
  • 端末:PWAとして導入できるWebアプリ。ドキュメントには、App StoreやGoogle Playのネイティブアプリはないと書かれています。
  • 料金(2026年7月24日時点):買い切りのライセンス。Standardは$39、Extendedは$79、Premiumは取り消し線つきの$198に対して$99、Bulkは$395、Teamsは要問い合わせ。無料トライアルはありますが、その上限は読んだページには書かれていませんでした。
  • BYOK:製品の中心で、すべてのライセンスで使えます。
  • 同期:TypingMind Cloudは、無料で50 MB、およそ5,000チャットと説明されています。1 GBと5 GBのアップグレードがありますが、価格は読み取れませんでした。
  • 知っておくこと:マルチモデルのチャットはPremiumの機能で、確認した日のPremiumの価格はキャンペーン価格でした。

Chatbox AI:どの端末でもアプリが無料

この一覧の中で、無料で使える端末の範囲がいちばん広いクライアントがChatboxです。アプリはWeb、デスクトップ、両方のモバイルストアで無料で、自分のキーを持ち込めるのも、アップグレードではなく無料枠の一部です。有料プランは、キーの管理をしたくない人のために、クラウド型のコンピュートポイントのサービスを上乗せする形です。

コミュニティ版はGPLv3で公開されていて、GitHubのスターは41,117です。これとは別に、プロプライエタリのProビルドがあります。したがって「オープンソース」は製品の一部には当てはまりますが、全体には当てはまりません。

  • 向いている人:いま持っている端末が何であっても、無料で入れられるクライアントがほしい人。
  • 端末:Web、Windows、macOS、Linuxに加えて、両方のストアにあるiOSとAndroidのネイティブアプリ。
  • 料金(2026年7月24日時点):アプリは無料です。有料プランは年払いの月あたりで示され、Liteは$3.5、Proは$16.7、Pro+は$33.33です。コンピュートポイントとして販売され、年払いは月払いより17%安いと案内されています。
  • 無料枠:すべての端末でアプリが無料で、BYOKも含まれます。毎日更新されるお試しの枠もあります。
  • 特色:複数のプロバイダーに対応したクライアントを、有料の壁なしで実際に使えること。
  • 知っておくこと:端末間同期について、食い違う公開情報がありました。App Storeの掲載には端末間同期への言及があり、サイト自身の機械が読める索引とFAQは、データが端末に残ることを強調しています。画面を分割して比べる機能があるかどうかも、公開ページからは確認できませんでした。どちらも、この記事では未確認のままです。

Cherry Studio:無料のオープンソースの作業環境

Cherry StudioはAGPL-3.0の無料デスクトップクライアントで、GitHubのスターは48.9kです。無料の製品の中では、機能が最もそろっています。サイトは300以上のモデルに対応すると述べていて、画面を分割して比べる機能は、有料オプションではなく製品に最初から入っています。

その代わり、使える場所は限られます。ブラウザー版はなく、スマホに入れられるものもなく、アカウントで自動的に同期する仕組みもありません。パソコン間で履歴を移すには、WebDAVか、ローカルのバックアップファイルを使います。机の前で作業するだけなら、たいてい問題になりません。ノートパソコンで始めた作業を電車で続けたいなら、それが最大の壁になります。英語サイトはcherry-ai.comです。

  • 向いている人:すべてを無料で使いたい、デスクトップ中心の上級者。バックアップを自分で設定することに抵抗がない人。
  • 端末:Windows、macOS、Linux。ブラウザー版はなく、どちらのモバイルストアにも公開されていません。
  • 料金(2026年7月24日時点):クライアントは無料です。Enterpriseの価格は要問い合わせで、公開されていません。
  • BYOK:製品の中心となる使い方です。
  • 特色:AGPL-3.0、300以上のモデルへの対応、追加費用のかからない比較機能。
  • 知っておくこと:アカウントでの自動同期はなく、モバイルへの対応も一切ありません。

LobeHub:モバイルアプリもあるクラウド型プラットフォーム

この一覧のクラウド型プラットフォームの中で、いちばん機能がそろっているのはLobeHubです。無料プランでも、自分のAPIキーの持ち込みとGlobal Cloud Syncが使え、iOSアプリも公開されています。初公開は2026年3月22日で、確認した時点ではバージョン1.0.13、評価は13件でした。Androidアプリもあります。LobeHubはモバイルクライアントのソースを公開していないので、それらの作りについては何も述べません。デスクトップ版はWindows、macOS、Linuxに対応し、Webアプリも完全な形で使えます。

ライセンスについては、正確な説明が必要です。プロジェクトはLobeHub Community Licenseのもとでソースが公開されていて、Apache-2.0に追加条件を付けたものと説明されています。GitHubはリポジトリのライセンス欄を、スター80,748に対して「NOASSERTION」と表示しています。これを単なるApache-2.0やMITと呼ぶのは誤りです。

  • 向いている人:本物のモバイルアプリがあり、BYOKを使うのに有料の壁がないクラウド型プラットフォームがほしい人。
  • 端末:Web、Windows、macOS、Linuxに加えて、iOSとAndroidのネイティブアプリ。
  • 料金(2026年7月24日時点):Freeは$0。Starterは月額$12.9または年額$118.8。Premiumは月額$24.9または年額$238.8。Ultimateは月額$49.9または年額$478.8。
  • 無料枠:月500,000クレジット。このプランにBYOKとGlobal Cloud Syncが含まれます。
  • 特色:無料プランでBYOKとクラウド同期が使えること。クラウド型のプラットフォームでここまでやっているのはごくわずかです。
  • 知っておくこと:料金ページでは、Claude Sonnet 5、GPT-5.6 Sol、GPT-5.5は無料プランでは使えないとされています。無料のクレジットでは、カタログの最上位のモデルには手が届きません。モバイルアプリも新しく、確認した時点でレビューはまだ1桁でした。

Monica:ブラウザー、デスクトップ、スマホをまたいで使う1つのアシスタント

Monicaは開発者向けのツールではなく、クラウド型のアシスタントです。サイト、文書、端末のどこにでもついてくるブラウザー拡張とアプリのシリーズで、その中にモデルの選択画面があります。無料プランの条件は、この一覧の中では具体的なほうです。基本モデルを1日40回まで、サインインした端末は最大3台までです。

料金ページは、この一覧の中で最も読み間違えやすいものです。すべてのプランが、月あたりに直した数字で表示された年額サブスクとして案内されていて、本当の月額料金はページのどこにも出てきません。正直な書き方は、年額を本来の金額として載せ、月あたりの数字は見せ方だと注記することです。

  • 向いている人:専用のチャットクライアントではなく、いま仕事をしているあらゆる場所で使える1つのアシスタントがほしい人。
  • 端末:Web、WindowsとmacOS向けのアプリ、iOSのネイティブアプリ、サイト上のAndroid用ダウンロードリンク。
  • 料金(2026年7月24日時点):Freeは$0。Proは年額US$99(US$8.3/月と表示)。Maxは年額US$199で、以前のUS$299と並べて表示。Ultraは年額US$995。
  • 無料枠:基本モデルを1日40回まで。サインインは3台まで。台数の上限は、有料プランで順に5、5、10へ増えます。
  • BYOK:公開されているドキュメントには記載がありません。Monicaの料金ページとヘルプページにも、どちらとも書かれていません。「記載なし」が、公開情報から分かる限界です。
  • 知っておくこと:無料プランでモデルを比べられるのは基本モデルだけです。確認した時点で、Maxはキャンペーン価格を出していました。

Msty:デスクトップでの分割チャット

Mstyの看板機能はSplit Chatsで、公式には複数のモデルを並べて動かす機能と説明されています。Mstyを選ぶ理由は、ここにあります。デスクトップ中心の製品で、Windows、macOS、Linux向けのアプリがあり、ブラウザーからの利用は別売りではなくAurumプランに含まれます。どちらのモバイルストアにも公開されていません。

料金は、少し整理が必要です。有料の3段階に、性質の違う2つの販売形態が混ざっているからです。Aurumは年額のサブスク、Aurum Lifetimeは買い切り、Teamsは1ユーザーあたり年額で、最低5席からです。これを1本の価格帯として引用すると、誤解を招きます。

  • 向いている人:同じ質問を2つ以上のモデルで比べることが主な作業の、デスクトップ中心の人。
  • 端末:Windows、macOS、Linux。Webからの利用はAurumに含まれます。どちらのモバイルストアにも公開されていません。
  • 料金(2026年7月24日時点):無料プランあり。Aurumは1ユーザーあたり年額$149。Aurum Lifetimeは買い切りで$349。Teamsは1ユーザーあたり年額$300で、最低5席です。
  • BYOK:対応しています。AzureとBedrockへの接続はAurumのみです。
  • 特色:Split Chatsは、あとから足した実験的な機能ではなく、中心となる機能です。
  • 知っておくこと:無料のデスクトッププランは制限つきと説明されていて、Split Chatsがその中に含まれるかどうかは、公開ページには書かれていませんでした。

OpenRouter:ほかのツールの土台になる存在

OpenRouterは、ほかの製品とは別の種類です。多くの開発元のモデルをまとめた共通のAPIで、サブスクはありません。クレジット残高をチャージし、自分のコードからでも、対応するどのクライアントからでも、呼び出したモデルの利用料に充てます。この一覧のクライアントのいくつかは、Oriveoも含めて、プロバイダーのひとつとしてOpenRouterにつなぎます。

ただし、画面のないAPIだけというわけではありません。サイトにはチャット用のプレイグラウンドがあり、ブラウザーで動いて、モデルを並べて比べられます。多くの人にとっては、プレイグラウンドだけでも画面として足ります。モデルの数は、注意して読む価値があります。トップページには70以上のプロバイダーの400以上のモデルとありますが、公開のmodelsエンドポイントに2026年7月24日に問い合わせると、343件が返ってきました。

  • 向いている人:開発者と、1つのキーと1つの残高で、多くの開発元のモデルをまとめて使いたい人。
  • 端末:プレイグラウンドを含むWeb。デスクトップ版はなく、どちらのモバイルストアにも公開されていません。
  • 料金(2026年7月24日時点):サブスクはありません。クレジットのチャージには、カード払いで5.5%の手数料(最低$0.80)、暗号資産で5%がかかります。
  • BYOK:自分のプロバイダーのキーを通して使えます。その場合、毎月最初の1,000,000リクエストは無料で、それを超えると、そのリクエストが通常かかるはずの金額の5%が差し引かれます。
  • 無料枠:「free」とタグ付けされたモデルが使えます。利用枠の規則は、読んだページには載っていませんでした。
  • 知っておくこと:土台となる中継サービスなので、実際の使い心地は、これにつなぐアプリで決まります。

一覧

1つの表に10製品を並べました。確認したのは2026年7月24日です。入口価格は最も安い有料プランのものですが、そのプランに目的の機能が含まれているとは限りません。分かりやすい例がTypingMindで、マルチモデルのチャットは、$39のライセンスではなく$99のライセンスにあります。

一覧
製品向いている人端末BYOK入口価格(2026年7月24日)無料枠
Oriveo3つの始め方があるモバイル重視のマルチモデルチャットWeb、iPhone、Androidすべてのプランアプリは無料。Proは$9.99/月1日の上限つき。サインイン不要
Aymo AIキーも使えるクラウド型ワークスペースWeb(デスクトップとモバイルは近日公開)4プランすべてPlusは$8/月月500メッセージ+50クレジット
Poeキーの管理なしで幅広く使いたい人Web、Win/macOS、iOS、Android非対応入口のプランは$49.99/年1日ごとのポイント。24時間でリセット
TypingMindBYOKの買い切りライセンスWebアプリ。PWAとして導入すべてのライセンス買い切り$39トライアルあり。上限は未公開
Chatbox AIどの端末でも無料で使えるクライアントWeb、Win/macOS/Linux、iOS、Android無料で利用可Liteは年払いで$3.5/月アプリは無料。加えて毎日の枠
Cherry Studio無料のオープンソースの作業環境Windows、macOS、Linux中心となる使い方個人向けの有料プランなしクライアント全体が無料
LobeHubモバイルアプリのあるクラウド型プラットフォームWeb、Win/macOS/Linux、iOS、Android無料プランからStarterは$12.9/月月500,000クレジット
Monicaどこでも使える1つのアシスタントWeb、Win/macOS、iOS、Android(ダウンロード)公開情報には記載なしProは年額US$99基本モデルを1日40回
Mstyデスクトップでの分割チャットWindows、macOS、Linux。AurumならWeb対応Aurumは$149/年制限つきのデスクトッププラン
OpenRouter多くの開発元を1つのキーと残高でプレイグラウンドを含むWebのみ自分のキーを通して使用。100万リクエストを超えると5%サブスクなし。チャージ手数料ありfreeタグのモデル

すでに持っているものから選ぶ

候補は、最初の質問に答えるだけで一気に絞れます。すでにAPIキーを持っているのか、それともキーのことは考えたくないのか。ほかの違いのほとんどは、そこから決まります。

キーを持っているなら、残る問いはソフトウェアの選び方です。ソフトウェア自体にどう払いたいか、どの端末で使いたいか。持っていないなら、選ぶのは製品というより請求の関係で、見るべきは、プラットフォームのクレジットがプロバイダー自身の料金にどう換算されるかです。

  • すでにAPIキーがある人:Chatbox AI、Cherry Studio、TypingMind、Msty、Oriveoは、どれも自分のキーで使えます。Aymo AIとLobeHubも、無料プランでキーを使えます。使える端末の範囲と、ソフトウェアにサブスクしたいか、一度だけ払いたいか、何も払いたくないかで選んでください。
  • キーを管理したくない人:Poe、Monica、Aymo AI、LobeHubは、クラウド型の利用権をそのまま販売しています。OriveoでこれにあたるのがOriveo AIです。有料のクラウド型サービスで、前払いの残高から、各モデルの公式の料金で引かれます。先に使い勝手を試せる、サインイン不要の無料枠もあります。
  • スマホで使いたい人:Poe、Monica、Chatbox AI、LobeHub、Oriveoは、ストアでアプリを公開しています。TypingMindは、自社のドキュメントによればPWAです。Aymoはモバイルを近日公開としています。Cherry Studio、Msty、OpenRouterには、2026年7月24日時点でモバイルアプリがありませんでした。
  • チームで買う人:AymoのBusiness、TypingMindのTeamsライセンス、MstyのTeamsが、この一覧で明示されているチーム向けプランです。Mstyのチームプランには最低5席の条件があり、実際の入口の費用はそれで決まります。
  • 2つのモデルに互いの答えを確かめさせたい人:Msty、Cherry Studio、LobeHub、Monica、Aymo AI、OpenRouterのプレイグラウンドは分割表示に対応し、TypingMindは$99のPremiumライセンスで対応します。Poeは1つのスレッドの中で複数のボットが答えます。Oriveoは順番に行う形なので、分割表示がほしい目的には向いていません。
  • 使いながら費用を気にしたい人:この一覧の中で、いちばん情報が少ない領域です。決める前に、各アプリの中で確かめてください。

確認できなかったこと

比較が信頼できるかどうかは、分かっていない点をどれだけ正直に書くかにもかかっています。ここにまとめます。下の項目は、2026年7月24日に公開ページで探しましたが、見つかりませんでした。製品への批判として読まないでください。書かれていない機能は、書かれていないだけで、ないとは限りません。

このどれかが決め手になるなら、支払う前に、各社に直接聞いてください。この記事を含めどんな比較記事よりも、そのほうが早く正しい答えにたどり着けます。

  • Poeの、1日の無料ポイント枠の正確な数字と、米ドルでの月額サブスクの価格。
  • TypingMindの無料トライアルの上限、Teamsの価格、1 GBと5 GBのクラウドアップグレードの価格。
  • Chatbox AIに、アカウントでの自動同期や、画面を分割して比べる機能があるかどうか。
  • Monicaが自分のAPIキーの持ち込みに対応しているかどうか、本当の月額料金はいくらか。
  • MstyのSplit Chatsが無料プランで使えるかどうか。
  • ここに挙げたすべての製品の、App StoreとGoogle Playのアプリ内課金の価格。
  • TypingMind、LobeHub、Monica、Mstyの公式のモデル数。いずれも公表していません。

よくある質問

一番いいマルチモデルAIプラットフォームはどれですか?
1つの答えはありません。これらの製品は、品質ではなく型が違うからです。すでにAPIキーがあるなら、Chatbox AI、Cherry Studio、TypingMind、Msty、Oriveoのような、自分のキーを持ち込むクライアントなら、プロバイダーに公表されている料金を直接払えます。プロバイダーのアカウントを作りたくないなら、Poe、Monica、Aymo AI、LobeHubのようなクラウド型が、利用権をそのまま販売しています。スマホで使えることが必須なら、その条件がほかのどんな条件よりも早く候補を絞ってくれます。
自分のAPIキーを使えるマルチモデルAIプラットフォームはどれですか?
2026年7月24日時点では、Chatbox AI(無料で利用可)、Cherry Studio、TypingMind(すべてのライセンス)、Msty(AzureとBedrockはAurumのみ)、OpenRouter、Aymo AIとLobeHub(どちらも無料プランを含むすべてのプラン)、Oriveo(すべてのプラン)です。Poeは製品方針として非対応です。Monicaの公開ページには、どちらとも書かれていません。
ネイティブのモバイルアプリがあるマルチモデルAIプラットフォームはどれですか?
Poe、Monica、Chatbox AI、LobeHub、Oriveoが、モバイルストアでアプリを公開しています。OriveoのアプリはiPhone・Androidのネイティブアプリです。LobeHubのiOSアプリは2026年3月22日に初公開されました。TypingMindは、自社のドキュメントで、ネイティブのストアアプリはなくPWAだと述べています。Aymo AIはiOSとAndroidを近日公開としています。Cherry Studio、Msty、OpenRouterには、2026年7月24日に確認した時点でモバイルアプリがありませんでした。
マルチモデルのプラットフォームは、AIのサブスクをいくつも払うより安いですか?
どれだけ使うかによります。プラットフォームのサブスクは金額が読みやすく、毎日たくさん使う人には安くなることがあります。自分のキーでプロバイダーに直接払う方法は、送った分だけの支払いで、あまり使わない人や、使う量にばらつきがある人にたいてい有利です。確実なのは、実際の1か月分のメッセージが公式の料金でいくらになるかを見ることです。表に出ている料金より、メッセージごとの費用が見えることのほうが大事なのは、そのためです。
これらのプラットフォームは、同じ質問に2つのモデルで同時に答えられますか?
たいていのものは、何らかの形でできます。Msty、Cherry Studio、LobeHub、Monica、Aymo AI、OpenRouterのプレイグラウンドは、画面を分割して表示できます。TypingMindは、2026年7月24日時点で、$99のPremiumライセンスにマルチモデルのチャットが含まれます。Poeは、1つのスレッドの中で複数のボットが答えます。Oriveoにはその機能はありません。切り替えは順番に行い、Cross-checkは、すでに得た回答を、選んだ別のモデル1つでもう一度検討させ、両方を並べて見せます。Cross-checkには自分のAPIキーで接続したプロバイダーが必要で、Oriveo Freeの無料枠では使えません。
この比較の価格は、いつ時点のものですか?
すべての数字は、2026年7月24日に各社自身のページで確認し、その日付を添えて載せています。その日、3つの製品がキャンペーン価格を出していました。MonicaのMax、TypingMindのPremiumライセンス、Aymo AIの年払いです。特にこれらの数字は、購入前にもう一度確かめる価値があります。モデル数も同じように変わりやすく、同じ日、OpenRouterのトップページは400以上と書き、公開APIは343を返しました。

関連記事

Oriveoが自分の候補のどこに入るか見てみる

ブラウザーでOriveoを開くか、iPhoneまたはAndroidのアプリを入れて、公式プロバイダー15社の700以上のモデルへ。自分のキーなら公式の料金、前払いの残高、またはサインイン不要の無料枠で使えます。